個人の活動や歩みをまとめるポートフォリオサイトを作りました。
「Social NOMADe」には、お金や組織、場所にとらわれず、自由な社会活動を展開したいという想いを込めています。ちなみに末尾の「e」だけを小文字にしたのは、「empower」と「earth」を意識した、ちょっとした遊びゴコロです。
コロナ禍をきっかけにSNSから距離を置き、歳を重ねるごとに自己主張も少なくなったせいか、最近では仕事や活動の場で「何をやっている(やってきた)人なの?」と聞かれることが増えました。そのたびに冗談で「忍者です」と答えていたのですが(笑)、自分の素性や近況をきちんとお伝えしないのもどうなのだろうと思い、このサイトの制作に至りました。
ソーシャルな分野で活動する人は、組織や企業に属する中で、その人自身のピュアな「想い」「願い」「実績」が見えにくくなってしまうことが少なくありません。
このポートフォリオは私自身の実験的な取り組みですが、個人の社会への願いを自由に表現できる形として、誰かの参考になればと考えています。一人ひとりがこうして自分を表現できたら、「この社会もまだ捨てたものじゃないな」と思える気がするのです。
ロゴに込めた「白いカモメ」のストーリー
サイトのロゴには、生成AIと作った「白いカモメ」をあしらっています。自由に空を飛ぶ「ソーシャル・ノマド」の象徴でもあるのですが、もうひとつ、私にとって大切な想いがあります。
最近、実家の片付けをする機会がありました。母が亡くなってから24年間、私は母の「手書きの言葉」を探し続けていました。しかし見つかったのは、生前の苦しさが伝わってくるような切ないものばかりで、どこか絶望に近い気持ちを抱えていました。
ところが、買い物レシートを貼った一冊のノートから、ぽろっと一枚の紙が落ちてきました。そこにあったのは、母が最期に書き残したと思われる詩でした。
「白いカモメのように」から始まるその詩は、かつて聞いていた母の趣味の詩とは異なり、苦しみでもなく「自由に生きること」を願う言葉でした。そして最後には、「君ならできるよ」と添えられていたのです。
24年の時を経て手元に届いたその言葉に、これまでの自分の歩みすべてが救われたような気がしました。
そんな背景から、この「白いカモメ」をアイデンティティとして掲げることにしました。
長くなりましたが、サイトを通じて私の「現在地」を感じていただけたら幸いです。また直接お目にかかれることを、心より楽しみにしています。
村尾 政樹